auひかりと光コラボレーションを徹底比較！あなたに最適な光回線はどっち？

こんな風に、auひかりと光コラボレーション・サービスで、どちらを申し込もうかお悩みではありませんか。

日本の光回線サービスは大きく2種類に分けられます。

NTTの回線を使っているか、独自の回線を利用しているかの2種類です。

NTT回線を利用	独自回線を利用
・フレッツ光 ・ソフトバンク光 ・ドコモ光 ・楽天ひかり ・ビッグローブ光 …など	・auひかり ・NURO光 ・eo光 ・コミュファ光 …など

このNTT回線を利用している光回線の中で、フレッツ光を除いたサービスをまとめて『光コラボレーション・サービス』と呼びます。

今回は、光コラボレーション・サービスと独自回線を利用しているauひかりのどちらを契約しようか迷っている方に向けて、料金や速度などの違いを比較して解説いたします。

結論から言うと、対応エリア内にお住まいであれば、料金が安く速度の評判も良いauひかりがおすすめです！

迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

光コラボレーション・サービスとは？

光コラボレーションは、プロバイダや携帯事業者などがNTTのフレッツ光回線を借り、自社のサービスとセットにして提供しているインターネットサービスのことです。

光回線系のインターネットサービスは、回線とプロバイダ双方のサービスが揃わないと利用できません。

そのため、フレッツ光では回線サービスを提供しているNTTの他に、プロバイダ事業者とも契約を結ぶ必要がありました。

この場合、毎月2社から請求が来るため通信費が分かりにくいですし、問い合わせはNTTとプロバイダで内容に沿った方に連絡しなければならないなど、利用者からすると少し面倒です。

一方、光コラボレーションは一社と契約するだけでインターネットが利用できるため、手続きも管理も簡単になります。

また、月額料金も回線元のフレッツ光と比べてリーズナブルになるケースが多いです。

そのため光コラボレーションは人気を集め、現在、たくさんの事業者が参入してきています。

ドコモ光やソフトバンク光など、有名どころの多くは光コラボレーション

実は、皆さんが良く知っている光回線の多くは『光コラボレーション・サービス』です。

株式会社MM総研が発表している『ブロードバンド回線事業者の加入件数調査』では、光コラボレーションを含むNTT東西のシェア率は7割を超えています。

auひかりは光コラボレーションでは無い

auひかりは、KDDI独自の光回線網とNTTの予備回線であるダークファイバーを併用してインターネットサービスを提供しています。

つまり、auひかりは光コラボレーション・サービスではありません。

そのため、ドコモ光やソフトバンク光とは、対応エリアや他光回線から乗り換える際の手続き方法などに違いがあります。

一方、回線とプロバイダがセットになった『一体型光回線』である点はauひかりも一緒です。

KDDI一社と契約するだけで快適にインターネットが利用できるようになります。

auひかりと光コラボレーションの比較表

下表は、auひかりと代表的な光コラボレーション・サービスであるソフトバンク光とドコモ光を比較したものです。

	auひかり	ソフトバンク光 （光コラボ）	ドコモ光 （光コラボ）
ホームの 最大通信速度	1Gbps/10Gbps	1Gbps/10Gbps	1Gbps/10Gbps
マンションの 最大通信速度	100Mbps/1Gbps	100Mbps/1Gbps/10Gbps	100Mbps/1Gbps/10Gbps
高速通信の 対応状況	標準搭載	有り ※要専用機器レンタル	標準搭載 ※プロバイダによる
ホームの 月額料金	1年目：5,610円 2年目：5,500円 3年目以降：5,390円	5,720円	5,720円
マンションの 月額料金	4,180円	4,180円	4,400円
転用や 事業者変更	出来ない	可能	可能
対応エリア	中部・関西・沖縄がエリア外	全国	全国
備考	・工事費実質無料	・工事費実質無料	・工事費無料

それぞれの項目について、詳しく確認していきましょう。

auひかりと光コラボレーションの違い

auひかりと光コラボレーションはどちらも光回線サービスですが、いくつかの違いがあります。

ここでは、5つの項目で違いを比較解説します。

1. 回線速度

auひかりと、多くの光コラボレーション・サービスの最大通信速度は同じです。

	ホームの 最大通信速度	マンションの 最大通信速度
auひかり	1Gbps/10Gbps	100Mbps/1Gbps
ソフトバンク光 （光コラボ）	1Gbps/10Gbps	100Mbps/1Gbps/10Gbps
ドコモ光 （光コラボ）	1Gbps/10Gbps	100Mbps/1Gbps/10Gbps

しかし、この速度は理論上の値で実際とは異なる場合があります。

そのため、速度測定サイトが公表している平均実測値も比較してみました。

＼ 平均実測値 ／

auひかり	517.68Mbps
ソフトバンク光 （光コラボ）	304.23Mbps
ドコモ光 （光コラボ）	264.12Mbps

ご覧の通り、auひかりは光コラボレーションよりも圧倒的に速いことが分かります。

なぜ最大通信速度が同じなのに、ここまでの差が生まれてしまうのでしょうか。

その理由の一つとして、回線混雑の影響が考えられます。

フレッツ光回線は日本の光回線の中で7割ものシェアを占めています。

そのため、フレッツ光回線は夜間や休日などインターネットの利用者が多くなる時間帯は混雑が起き、速度が遅くなりやすいと言われるようになりました。

一方auひかりはKDDI独自の回線を利用しているため、利用者過多による回線混雑が起きにくく安定した速度を保ちやすいと言われています。

2. 高速通信の対応状況

通信速度に差が出るもう一つの理由として、高速通信の対応状況の違いが挙げられます。

auひかり	標準搭載
ソフトバンク光 （光コラボ）	有り ※要専用機器レンタル
ドコモ光 （光コラボ）	標準搭載 ※プロバイダによる

今まで主流だったIPv4という接続方式は、ネット人口や接続機器の増加により、発行できるIPアドレスが枯渇し混雑が起きやすくなってしまいました。

そこで登場したのがIPv6です。

IPv6は、IPアドレスが無限に近く、混雑を避け、高速・安定した通信を実現します。

auひかりが標準搭載している『IPv4/IPv6デュアルスタック方式』は、IPv6接続上でIPv4対応サイトも閲覧できる仕組みで、高速・快適にすべてのインターネットを利用することが可能です。

もちろん、光コラボレーションの中にも似たような仕組みを採用しているところは増えてきています。

ただし、オプション扱いになっていたり、別途申し込みや設定、専用機器のレンタルなどが必要な場合もあります。

そうなると、別途費用が掛かるのを避けて利用しない方や、よく分からないので申し込まないという方も多いでしょう。

その点では、申し込み不要・設定不要でだれもが最初から速さを実感しやすいauひかりに分があると言えます。

3. 月額料金

光コラボレーション・サービスの月額料金は、提供事業者によって異なります。

そこで、代表的な光コラボレーション・サービスの2つ、ソフトバンク光とドコモ光と、auひかりの月額料金を比較しました。

＼ ホームの月額料金 ／

auひかり	1年目：5,610円 2年目：5,500円 3年目以降：5,390円
ソフトバンク光 （光コラボ）	5,720円
ドコモ光 （光コラボ）	5,720円

ご覧の通り、ホームタイプではauひかりの方が安くなっています。

auひかり ホームの『ずっとギガ得プラン』は、2年目と3年目に110円ずつ料金が安くなるという、ちょっと特殊なプランです。

そのため、3年目になるとかなり安価な料金で高速インターネットが利用できるようになります。

コスパに優れた光回線と言えるでしょう。

一方、マンションタイプはプランによって料金が異なるため、一概には言えません。

＼ マンションの月額料金 ／

auひかり	4,180円
ソフトバンク光 （光コラボ）	4,180円
ドコモ光 （光コラボ）	4,400円

特に、auひかり マンションは配線方式や建物の住居数などに応じてたくさんのプランが用意されていて、それぞれ月額料金が異なります。

つまり、契約するプランによっては、ソフトバンク光やドコモ光より高くなる場合もあるということです。

物件ごとに契約できるプランが変わるので、申し込む際に合わせて調べてみましょう！

なお、表面上の月額料金は表に記載した通りですが、当然オプションなどに加入すれば、その分料金は上がっていきます。

例えば、ソフトバンク光の高速通信サービス『IPv6高速ハイブリッド』を利用する場合、別途『光BBユニット』という有料オプションに加入しなければなりません。

一方、auひかりは高速通信サービス『IPv4/IPv6デュアルスタック方式』を標準搭載しているため、別途オプション加入は不要です。

光回線は、必要なオプションの料金も含めて比較検討しましょう。

4. 転用や事業者変更が出来るか

フレッツ光と光コラボレーションは同じ回線網を利用しているため、他社の光コラボレーションへ乗り換える場合は工事不要です。

設備を流用できるためで、切り替えまでの期間は短くなるケースが多く、もちろん工事費も発生しません。

ちなみに、フレッツ光から光コラボレーションへ工事不要で乗り換える仕組みを『転用』

光コラボレーションから他社光コラボレーションへ工事不要で乗り換える仕組みを『事業者変更』と言います。

一方、auひかりは光コラボレーションでは無いため、乗り換え時は必ず工事が必要です。

なお、公式キャンペーンにより工事費は実質無料になります。

5. 対応エリア

auひかりと光コラボレーションは提供エリアが異なります。

知名度の高いauひかりですが、意外にも未提供エリアが少なくありません。

山梨県を除く東海地方、関西地方、沖縄は、auひかり（ホームタイプ）の提供エリア外です。

一方、NTTのフレッツ光回線はほぼ日本全国をカバーしています。

そのため、フレッツ光回線を借りて運用している光コラボレーションも全国で利用可能です。

つまり、auひかりがエリア外でも、光コラボレーションであれば申し込める可能性は高いと言えます。

また、光回線のマンションタイプは、建物に設備が導入されている場合のみ利用可能です。

auひかりのマンション用設備が導入されている物件は、光コラボレーションの設備が導入されている物件と比べると少ないのが現状です。

エリアに関しては、ホームタイプもマンションタイプも、光コラボレーションの方が契約できる可能性が高いと言えるでしょう。

auひかりがおすすめな人、光コラボレーションがおすすめな人

auひかりと光コラボレーションは特徴が異なるため、どちらがおすすめかは利用者のニーズによって変わります。

ここでは、それぞれどういった人におすすめのサービスなのかをまとめました。

速さを求めるなら『auひかり』

auひかりは、独自回線ということと高速通信を標準搭載していることで、速度に定評のある光回線です。

そのため、特にインターネット回線に速さや安定感を求める方におすすめです。

ただし、提供エリアが限定されているため、auひかりが気になっている方は事前に確認しておきましょう。

乗り換えを想定するなら『光コラボレーション・サービス』

光コラボレーションはNTT東西の光回線網を利用しているため、全国エリアに対応し、工事不要でカンタンに乗り換えられるのが特徴です。

そのため、将来的に乗り換えを想定している方におすすめです。

ただし、auひかりと比べると速度が劣る場合があるため、ご注意ください。

auひかりがエリア外だった場合におすすめ光コラボレーション『ビッグローブ光』

auスマホやUQモバイルスマホとのセット割を組むためにauひかりを契約したかったのに、自宅が未提供エリアで困っていませんか。

そこでここでは、auひかりがエリア外だった場合におすすめの光コラボレーション・サービス『ビッグローブ光』を紹介します。

ビッグローブ光は、auやUQモバイルスマホとのセット割が組めるんです！

公式キャンペーンで初期費用も実質無料になるので、初めて光回線を契約する方にもおすすめです。

また、万が一合わなくても、工事不要で他社の光コラボレーションに乗り換えることができます。

ビッグローブ光は、公式窓口やWeb代理店が申し込みキャンペーンを実施しているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

auひかりと光コラボレーションの料金や速度などを比較しました。

今記事のまとめです。

auひかりと光コラボレーションは特徴が異なるため、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、最適な光回線を選びましょう。

なお、対応エリア内にお住まいであれば、料金が安く速度の評判で上回るauひかりがおすすめです。

インターネット回線は長く使うケースが多いので、出来るだけランニングコストは安く抑えた方が良いですし、もちろん速度は速いに越したことはありませんから。

まずはauひかりを検討してみて、エリア外だった場合やニーズに合わないと感じた場合に、光コラボレーションを検討してみると良いでしょう。